2018年2月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2962
ナイス数:107

火定火定感想
人間の光と闇。絶望の果てに待ち受けるものとは。 「己のために行なったことはみな、己の命とともに消え失せる。じゃが、他人のためになしたことは、たとえ自らが死んでもその者とともにこの世に留まり、わしの生きた証となってくれよう。つまり、ひと時の夢にも似た我が身を思えばこそ、わしは他者のために生きねばならぬ」 主人公の壮絶な人生。自分だったら最後どうしただろう? 信じ続けた絹代がいじらしい。
読了日:02月25日 著者:澤田 瞳子
崩れる脳を抱きしめて崩れる脳を抱きしめて感想
一気読み!面白かった! んだけど、なんか最後失速した感じが…なんでだろ? 親父の下りが一番感動したかな。 ハッピーエンドなのになんかしっくりこない。面白かったのに…なんだろねこの読後感。
読了日:02月18日 著者:知念 実希人
僕らだって扉くらい開けられる僕らだって扉くらい開けられる感想
タイトルから密室ものかと勝手に勘違い… まさかの微妙な超能力者の話とは。 能力使うとハゲたり、潔癖症サイコメトラーとか、タイトル回収もそこかよってつっこみたくなったりと(笑) 期待していたのとは全然違ったけどとても面白かった! んで、とりあえずスタ定が食いたくなった! 作者の別の作品も読んでみたい。
読了日:02月13日 著者:行成 薫
アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判 (メディアワークス文庫)アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判 (メディアワークス文庫)感想
「当時のぼくは、荒れました。両手を広げて誰彼構わず威嚇して、夜行性なのに夜に寝たりしました。もちろん昼も寝ました。でもそんなときー」 なんだこの癒し空間。物凄く好きな世界観! なんか文体も独特ですし。 他の作品もよみたくなった!
読了日:02月12日 著者:鳩見 すた
スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)感想
小鳥遊が出向してくる所から。 時系列で言えば一番最初になるのかな?刊行順に読んでるので。 短編集ではないのね。面白いから一気読みしたけど。 小鳥遊が内科医に転向した理由と鷹央が空気を読めない理由も明かされてスッキリ。 繋がっているようで、繋がっていなかった事件。 やっぱり面白いねこのシリーズ。
読了日:02月10日 著者:知念 実希人
消えない月消えない月感想
本から顔を上げた時、あなたは「愛」を信じられなくなる。 現実にありそうで怖いな~と。 先が気になって一気読みしたんだけど最悪の読後感がまっていたという… 作者の他の作品が読みたくなった。
読了日:02月05日 著者:畑野 智美
りゅうおうのおしごと! 7 (GA文庫)りゅうおうのおしごと! 7 (GA文庫)感想
改めて、清滝一門のお話なんだな~と今回思った! 師匠がかっこいい! そして、天衣が凄い事になってきた。今後が楽しみ! 姉弟子は相変わらず可愛いしね。 でも、一番響いたのは、蔵王先生の 「この先も壁はいくらでもある。盤上でも盤外でもな。心が折れそうになることもあるやろ。その時は、今日の棋譜を見返しなさい。最後の最後まで苦しむことを止めなんだ十四分間が、お前の才能の証明や」 総じて今回はおっさんが格好よかった!
読了日:02月04日 著者:白鳥 士郎
肺都(アイアマンガー三部作3) (アイアマンガー三部作 3)肺都(アイアマンガー三部作3) (アイアマンガー三部作 3)感想
アイアマンガー三部作最終巻! ごみと汚物と個性的な人々が織りなす交響曲。 綺麗に終わったな~!読後感も何故か爽やかだし。 映画化するかも?との事で楽しみ!
読了日:02月02日 著者:エドワード・ケアリー

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